「まおの恋愛成就物語」は業者?
「まおの恋愛成就物語」は業者?
とある筋から質問を受けたので書きますね。
「有名ブログの『まおの恋愛成就物語』って業者なの?」
「あのブログに勇気づけられたのに、偽物ならひどい!」
上記に対する明確な答えになります。
婚活ブログのまおさんってどんな人?
上記でも紹介している有名ブログです。
ブログのボリュームがすごいあるんですが、まとめると、
「元カレの浮気(四股!!!)の発覚から立ち直り、半年で幸せをつかんだ「まおさん」の婚活ブログ。」
となります。婚活ブログ界のおばけサイトです。
そこが偽物の噂があるのはどういうことでしょうか?
それはアフィリエイト広告という手法の存在です。
婚活アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは広告形態の一つです。
通常、広告とは「広告が掲載された時点で、広告主から掲載する場所に対してお金が発生」する契約が結ばれます。また、インターネット広告に関しては「広告がクリックされた時点で、広告主から掲載したサイトにお金が発生」します。
その商品が購入されるかどうかにかかわらず、広告主は広告が見られた(クリックされた)時点で広告費が発生するため、売れないリスクを取って広告を出しているわけです。
一方でアフィリエイト広告は「商品が購入された時点で『1件あたり〇円』という契約で広告主から紹介した人(サイト)に対しお金が発生」する仕組みです。つまりは広告主がノーリスクで広告を出せる手法というわけですね。
アフィリエイト広告は金融(キャッシング、クレカ、FX)が主要なジャンルですが、マッチングアプリや婚活サービスでも主流となっています。
「まおの恋愛成就物語」は、このアフィリエイト広告で稼ぐためのフェイクではないか、というお話です。
実際「まおの恋愛成就物語」は架空の話?
アフィリエイト広告がどうかを見抜くのは簡単ですが、
知っていないとわからない方法になります。(中の人は元広告業界の出身なので知っているだけです)
・婚活系のサービスへのリンクが多数貼ってある
→やたら外部サイトに飛ばしているのはほぼ100%アフィリエイト広告になります。
(※こちらのサイトも一応アフィリエイト広告のリンクは貼っていますが、信頼できる婚活サイトを「よかったら使ってみてください」というスタンスで貼っているだけです)
・外部サービスに飛ばす際にアフィリエイト用のURLをリダイレクトで介している
→リダイレクト(目当てのサイトに飛ぶ前に一瞬だけ中継するURL)をかませてあったら100%クロです。
さて、「まおの恋愛成就物語」はどうかというと、、、
広告はこの赤枠の部分のみですね。
そしてこの赤枠はアフィリエイト広告ではありません。
GDN(Google Display Network)と呼ばれるクリック課金の広告になります。
これは婚活用の広告というわけではなく、ユーザーの興味に合わせて広告が表示されるもので、これはユーザーを騙す意図はほぼないと言えるものです。
【まとめ】「まおの恋愛成就物語」は本当の話だと思われます。
婚活ブログには闇が多いなと感じていますが、
「まおの恋愛成就物語」は完全に本物の優良ブログといえるでしょう。(私も安心しましたw)
この記事で悪質な婚活ブログに騙される人が減りますように。。。
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マーケティングから考える「婚活市場価値」とは?~その2:なぜ市場価値を高めるのか~
婚活は残酷です。(再掲)
「価値」とは、知覚された有形および無形のベネフィットと顧客にかかるコストである。(BY コトラー)
これを言い換えると、下記になります。
価値とは、「共通の価値観を持つ人間同士で理解できる、具体的or抽象的に相手の欲望を充足させるもの。そしてその裏返しとして相応のコストを払う意味を理解できるもの」。
婚活市場において、「相手が欲しいと思い、それをお金や時間的コストをかけても惜しくない」と思えるものが価値となります。相手に理解できない(≒言葉で伝えられてない)ものに価値はゼロ。過去~将来の時間とお金を捧げても良いと思える価値を提供できないと価値はゼロ。なんともハードルが高いですね。
ここまで記載すると「その価値の上げ方を早く教えろや!!!」という非常に性急な方がいると思うのですが、そんな哀れな方には「うるせぇ戦略を立てる前に戦術ばっか気にしてて上手くいくわけねぇだろ」的なことを戦国武将の誰かが言っていると思いますので、そちらを参照してください。
さて今回は、「なぜ価値を上げる必要があるのか?」になります。
「なぜ価値を上げる必要があるのか?」
大きく分けると、2つの理由からです。
・価値が高まると、相応の男性からアプローチが増える(当たり前)
・価値が高いと大事に思いたくなるバイアスが働く(未来ベクトル)
解説していきます。
価値が高まると、相応の男性からアプローチが増える
あなたの価値が高まると、あなたという商品を求めるユーザーは増えていきます。単純に選択肢が増えるわけです。「選ばれるのを待つ婚活」から、「選ぶ婚活」にシフトできます。婚活の主導権を大いに握れるわけです。また、冒頭の言葉から考えるに、婚活男性はコストを支払ってもいい(=それだけの価値のある)女性を探しています。あなたの価値が高まれば、それだけ高いコストを支払える男性の層が増える、という算段ですね。
また、価値を高めることで、競合相手が減っていきます。婚活市場において、男性女性に関わらず価値の高さと数はピラミッド型になります。価値のピラミッドの上位に行けば、競合するライバルの人数は必然的に少なくなります。競合の少なさはかなりのアドバンテージです。
価値が高いと大事に思いたくなるバイアスが働く(未来ベクトル)
この記事で最も伝えたかったのはここです。
人間の心理的に、価格が高いものに関してはその元を取ろうと大事にする性質があります。逆に言えば、低価格で手に入れたものは雑に扱う傾向にあります。一例をあげます。
あなたが大事にしている服とそうでもない服の違いは何ですか?
思い入れのあるものとかの反例はあると思いますが、多くの場合それは値段と正の相関関係にあると思います。安かったものは雑に扱っても「まぁいいか」となりがちですよね?これが婚活にも言えるのです。怖いですね。
婚活男性は「自分の資産(時間・金銭)を支払うに値する女性はどこ?」ということを考えて婚活市場に乗り込んで来ています。ここには経済活動の論理が存在しており、「いかに良い買い物をするか?(=以下に手持ちのお金で最大の価値を手に入れるか?)」という行動の原則があるのです。(男性も女性も同じことを考えていますね)
そしてあなたに対し、相応のコストを投じて、あなたを射止めようとするわけです。ここで重要なのが「相応のコスト」という点。あなたの価値が低ければ支払うコストも少なくなり、「安く手に入れられたもの」という扱いになってしまいます。
婚活は結婚するためのもの。そして結婚とはあなたが死ぬまでに幸せに過ごすためのものです。「安く手に入れられたもの」の扱いになってしまうと、本来の目的のはずの幸せな結婚生活というものが危ういのです。(筆圧強め)
だからこそ、少しでも高い価値を持って婚活に臨まなければならないのです。価値の低さを「精一杯尽くします♡」とかやっているとあっという間に買いたたかれるのです(筆圧MAX)
価値の高める必要性についてご理解頂けましたでしょうか。次回は、お待ちかねの「どうやって価値を高めるのか?」というお話です。
マーケティングから考える「婚活市場価値」とは?~その1:価値とは何か?~
婚活は残酷です。
競争にさらされ、年齢で足切りされ、見た目によってはチャンスすらない。
これは、婚活自体が「愛をもって家庭を築けるパートナー探し」の性質だけではなく、
「同じゴールを目指す女性たちの日本全国マラソン大会」の側面をもっているためです。
(しかも正解のわからない無数の道の中から納得のいくゴールを目指すんだから難しさは段違いです)
そんな激ムズHARDモードなマラソン大会を勝ち抜くために、今回は「婚活市場価値」というものをマーケティングの観点から考えていきます。
本日は「そもそも価値とは何か?」です。
価値とは何か?
マーケティングの大家、コトラーは「価値」というものについてこのように言っています。
「価値」とは、知覚された有形および無形のベネフィットと顧客にかかるコストである。
まずここをかみ砕いていきましょう。
それぞれのパートごとに分解していきます。
「知覚された」
=買い手(今回でいうと意中の男性)が認識できること。あなたが自分の生活費の大半を捨て猫を育てるために使っていても、それを知らなければ全くの無意味です。
また、価値観の違う人間同士が考える好き嫌いは必ず異なるものになります。
共通の価値観を持つ人間同士、という前提がここにはあります。
「有形および無形の」
=婚活においては「具体的であるか抽象的であるか」の違いだと思ってください。
例)
具体的=顔が綺麗、スタイルが良い
抽象的=性格が良い、料理が上手
「ベネフィット」
=聞きなれないかも知れませんが、日本語では便益として訳されます。
有名な例え話として、こんな話があります。
「ドリルを買いに来た人が本当に欲しいものはドリルではなく、穴である」
ここでいう穴がベネフィットに当たります。
顧客が抱えている課題に対する問題解決=ベネフィットです。
婚活的に言えば「その人が婚活をする理由を充足させるもの」となります。
美しい女性を一生自分のものにする、という理由であれば具体的なベネフィットが重要になります。
一方で安定した家庭を持つ、親を安心させる等の理由であれば、抽象的なベネフィットのほうが重要ですね。
「顧客にかかるコスト」
=売り出す商品=あなたを買いたい人です。
買うという表現はなんとも微妙ですが、顧客はあなたという商品を「コスト」を支払って手に入れようとしています。
この場合のコストとは単純なお金だけを指しません。
労働によって得られるお金は、過去の時間を数値化したものです。
また今の勤務先に入るためには学歴も関係しているでしょう。言い換えれば、今の勤務先でもらっている給料とは、小さなころからの受験競争に勝ち残ってきた努力にたいする報酬というわけです。
つまり現在のお金は「生まれてきてからの努力の結晶」と言えます。
また、もし結婚することに至った場合、未来の時間をあなたに捧げることになります。TIME is MONEY。現代人にとって時間とは何よりも代えがたいものです。
これらは総じて婚活~結婚をした際のコストと表現できます。
コストとは過去と未来の人生そのものと言えるかも知れません。
【まとめ:価値とは何か?】
ここでもう一度コトラーの言葉を思い出しましょう。
「価値」とは、知覚された有形および無形のベネフィットと顧客にかかるコストである。
ここまでの話を総合すると、
価値とは、「共通の価値観を持つ人間同士で理解できる、具体的or抽象的に相手の欲望を充足させるもの。そしてその裏返しとして相応のコストを払う意味を理解できるもの」。
ということになります。
一般的な意味と、婚活市場における「価値」についてご理解いただけましたでしょうか。
長くなってしまったので一旦この辺で。
次回は、「なぜ市場価値を高める必要があるのか?」というお話になります。